消化器病センター

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検査・治療の種類

内視鏡や使用する器具の性能向上により、小さな病変や早期ガンの発見・治療が可能になってきており、当院でも最新の内視鏡機器を導入し患者さんの治療にあたっています。

また、当院では富士フィルムメディカル・オリンパスメディカルの2社の機器を取り扱っています。この度、新築移転の際に富士フィルムメディカル製の最新の機器を多数導入しました。
ここではその検査内容と導入している機器の一部を紹介します。

経口内視鏡

「胃カメラ」と呼ばれるもので、直径1cm位の内視鏡を口から挿入して行う検査です。
食道・胃・十二指腸の観察ができ、一部組織を採取して検査することができます。

経鼻内視鏡

直径5mm位の細い内視鏡を鼻から挿入して行う検査です。
舌の付け根を通らずのどに触れにくいため、口からの挿入に比べて検査時の吐き気・不快感が少ないといわれています。また、検査中でも会話ができるので、質問したり気分を伝えたりできます。

  • 新型コロナウィルス感染症が国内でも急増していることから、現在当院では当面経鼻内視鏡による検査を中止し、上部内視鏡検査は経口のみ実施しております。

超音波内視鏡

先端に超音波装置が付いた内視鏡を口から挿入し、表面には見えない食道・胃・十二指腸・胆嚢・膵臓などの腫瘍の深さや性状を詳しく調べることができます。

大腸内視鏡

肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を観察・治療します。
一部の組織を採取したりポリープを切除したりすることもできます。

カプセル内視鏡

超小型カメラを内蔵したカプセルを飲む検査で、小腸と大腸を調べることができます。

ダブルバルーン内視鏡(DBE)

口もしくは肛門から2つのバルンが付いた内視鏡を挿入し、数メートルと長い小腸内の観察・治療を行います。
止血、ポリープの切除、狭いところを広げる治療や、大腸の長い方や癒着の為に大腸内視鏡の挿入が難しい方の検査に有用です。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

早期癌(食道・胃・大腸など)を切除する内視鏡的治療の1つです。
内視鏡の先端から高周波ナイフ(電気メス)を出し、癌を残さないよう周囲の正常粘膜ごと切除する方法です。
広範囲に広がる病変でも分割せず、一括で切除することができます。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)

口から内視鏡を入れて十二指腸まで進め、造影剤を使って胆管や膵管を撮影することで、胆嚢や胆管及び膵管の異常を詳しく調べることができます。
必要に応じて組織を採取して、病理検査をすることもできます。

造設(PEG)

内視鏡を使って「お腹に小さな口」を造る手術のことです。
口から食事が摂れない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、チューブで直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。

PEGの詳細はこちらをクリック(PEGドクターズネットワークWEBサイト)