緩和ケア外来
緩和ケアとは
緩和ケアは、がん治療の初期段階から、がん治療と一緒に受けるケアです。
がんやその治療によって生じる身体の症状や、気持ちのつらさをやわらげ、くらしのことを一緒に考え、その人らしく生きることを支援します。
- 緩和ケアの提供が目的で、原疾患の治療は行いませんのでご理解下さい。
診療日・受付時間
担当医師
- 植木 知身(外科)
- 平田 裕哉(内科)
- 診察日時
- 火曜日 15:00~17:00
- 予約制ですが、日時の調整が可能です。
担当看護師
がん看護相談・緩和ケア全般についての相談窓口として対応します。
必要に応じて、医師、薬剤師、MSW、栄養士と具体的ケアの提案をします。
- 笹谷 幸恵(緩和ケア認定看護師)
- 相談日時
- 火・水・金 14:00~17:00
- 予約制(調整可)
緩和ケア対象者
緩和ケアを必要とするがんによる身体や心に症状を持つ患者さん
- 当院通院中の方
- 主治医または担当医にご相談下さい。
- 当院通院中でない方
- 受診を希望される方は
かかりつけ医からの診療情報提供書をご持参下さい。
診療予約は、当院医療連携室へお申し込み下さい。
Tel:0134-24-3858 / Fax:0134-25-3665
診療予約受付(平日8:30~17:00)
緩和ケアを目的とした入院について
- 当院通院中の方
- 主治医または担当医にご相談下さい。
- 当院通院中でない方
- 当院医療連携室へお申し込み下さい。
Tel:0134-24-3858 / Fax:0134-25-3665
診療予約受付(平日8:30~17:00)
緩和ケアチームスタッフ紹介
- 外科担当医師:植木 知身
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緩和ケアチームの一員として働いています。普段は消化器外科を専門とし、癌患者さんを診察しています。各種癌の術後や人工肛門のある患者さんの緩和ケアを担当しています。術後の体の変化に対応できるよう、患者さんが自分らしく生活できるように支援します。
- 内科担当医師:平田 裕哉
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私は消化器内科を専門としていますが、緩和ケアを目的とした患者さんの症状緩和を行っています。痛みだけでは無く、呼吸困難や吐き気、さらに気分の落ち込み等の精神的な症状にも対応していくことが出来ます。また、患者さんの苦痛や苦悩だけではなく、ご家族の不安等に対しても緩和ケアチームで支援することができますのでご相談ください。
- 緩和ケア認定看護師:笹谷 幸恵
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緩和ケアは、がんと診断された時からはじまります。終末期だけに提供されるものではありません。
重い病気を抱える患者さんや、その家族の身体や心のつらさを緩和し、より豊かなその人らしい生活を送ることを支えるケアです。私は病棟師長を行いながら緩和ケア認定看護師として、病棟や外来で横断的に活動しています。
入院中の患者さんに対しては、病棟看護師と協働し、症状緩和や家族ケアを行います。緩和ケア外来では、医師と共に症状緩和や、自宅での過ごし方を一緒に考えます。患者さんとご家族が望む医療やケアを受け、その人らしく暮らせる事を目標に活動しています。必要な支援は何か考え、専門の職種につなげ緩和ケアチームで対応することができますので、お困りの際はご相談ください。
- 薬剤師
- 緩和ケアで関わる患者さんには、痛みや倦怠感、便秘、嘔気など様々な症状で困っている方がいらっしゃいます。そういった症状に対して、医師・看護師など他職種間で情報交換をしてより良い薬剤の選択・投与量の提案をさせてもらっています。
特に、医療用麻薬の使用は事前に十分検討してから使用しているため、副作用で困るような事は殆どありません。そのため医療用麻薬に対して抵抗のあった方でも、「薬を使用して良かった」というお話を頂くこともあります。今後も緩和ケアチームの薬剤師として精一杯活動していきたいと思います。
- 栄養管理士
- 管理栄養士は、患者さんへ食事の聞き取りを行ない、食欲低下や嘔気、味覚異常があって食事が進まない時に食べやすいものやおすすめのものを提案しています。当院では「ちょこっと食」という食事を用意しています。「ちょこっと食」とは、1品の量は少量とし、患者さんの病状や嗜好に合わせて提供する食事です。部門紹介の栄養部のページでちょこっと食の写真を掲載しておりますのでご覧ください。
- 医療ソーシャルワーカー(社会福祉士・介護支援専門員)
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緩和ケア担当の医療ソーシャルワーカー(社会福祉士・介護支援専門員)です。私たちは医療現場の中で数少ない福祉職です。医療費や福祉制度相談というイメージが強いかもしれませんが、私たちは患者さんやご家族、共に支えてくださる皆様の日常を一緒に考えるスタッフです。生活者の視点を大切にしながら、医療・介護・地域と繋いでいきます。
- 理学療法士
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理学療法士として、癌患者さんの緩和医療に介入させて頂いております。痛み管理のためのストレッチ・リラクゼーション・筋力維持、呼吸機能緩和のリハビリ、リンパ浮腫の緩和、関節の可動域改善など、専門的なリハビリ技術を用いて生活の質を向上するお手伝いをしております。患者様の快適な生活をサポートするお役立ちに少しでもなれたらと思いながら、日々係わり合いを続けております。
ACPへの取り組みについて
- ACPと「わたしの想いをつなぐノート」
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ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は、自分自身が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと共有する取り組みです。
厚生労働省はACPの普及・啓発を推進しており、当院ではACPの取り組みとして「わたしの想いをつなぐノート」を作成しました。
- 「わたしの想いをつなぐノート」とは
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人生の中には「突然の事故」「突然の病気」「認知症」などで、自分で意思を伝えたり判断したりすることが難しくなることがあります。私の想いをつなぐノートは、あらかじめ将来に備え、自分が望む医療やケアについて意思を示すためのものです。
自分らしく生きるためにご家族や親しい方と考えるために、是非ご活用ください
- わたしの想いをつなぐノート (PDFファイル 98KB)
※自由に印刷してご利用ください