ピロリ菌専門外来
ピロリ菌外来のお知らせ
- ピロリ菌とは
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胃の粘膜に炎症を起こし、慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんの原因になります。
日本人の2人に1人がこのピロリ菌に感染していると言われています。当院のピロリ菌専門外来では、尿や呼気でピロリ菌の感染があるかどうか検査を行い、ピロリ菌の感染を認めたときには薬で除菌します。
公的医療保険が適用されないので費用は全額自己負担となります。 - 受診対象となる方
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- ピロリ菌3次除菌以降を希望される方
- ペニシリンアレルギーの方で除菌を希望される方
- 判定検査陽性で胃カメラを希望しない方
- 受診対象外の方(当院の消化器内科を受診して下さい)
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- 以下の方は公的医療保険の対象となります
- 胃内視鏡検査又は造影検査にて胃潰瘍や十二指腸潰瘍と診断された方
- 胃内視鏡検査で胃炎と診断された方、ピロリ感染性慢性胃炎と診断された方
- 過去に胃がんを治療された方
- 受診当日について
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- 現在、内服治療されている方は必ず内服薬説明書または、お薬の手帳を持参してください。
- 前日の夕食以降は、食事を摂らず来院してください。
- 普段服用している内服薬は、当日朝まで通常通り服用してください。
診察日・診察時間について
毎週木曜日 午後13:30~15:00 日本ヘリコバクター学会認定医診察
完全予約制(1日3人まで)ですので、事前の電話予約となります。
- 予約窓口: 0134-26-6063 予約センター
- 予約受付時間: 月曜~金曜日 午後2時~4時30分まで
診察料金・診察について
- ピロリ菌専門外来は、公的保険が適用しませんので全額自己負担です。
- 他の外来受診日と同じ日に、ピロリ菌外来を受診することはできません。
また、ピロリ菌外来と関係のないお薬を処方することはできません。 - 診察料金は次の通りです。
ピロリ菌専門外来 料金表
除菌について
- 1日2回で一週間からニ週間の服用になります。内服中は禁酒です。飲酒により薬の作用が弱くなり除菌が成功しにくくなります。
- 副作用として、軟便・下痢・味覚異常が10~30%のひとにみられますが、服用が終了すれば徐々に改善します。
- 抗生物質にアレルギーがあると皮疹などの反応がみられる事がありアレルギーのために血便・下痢・腹痛・微熱を起こす出血性腸炎が数万人に1人の割合で起こることがありますので、ひどい副作用が出てしまった場合は内服を中止して病院へご連絡ください。
- 必要であれば、来院して頂き診察いたします。
除菌によるデメリット
- 除菌に成功すると徐々に胃粘膜の炎症が改善して胃酸分泌が活発になるため除菌後におよそ10%の方に逆流性食道炎(胸やけなどの症状)や十二指腸のびらんが発生すると報告されています。
当院または他院より胃薬をのまれている方へ
- 除菌中は、休薬してください。除菌終了翌日より再開してください。
- 例)
- ガスター・ザンタック・アシノン・タガメット・プロテカジン・アルタット・パリエット・ オメプラール・タケプロン・オメプラゾン・ネキシウムなど
- ジェネリック薬品 例)
- ファモチジン・ガモファー・ラニチジン・シメチジン・ラベプラゾールナトリウム・オメプラゾール・ランソプラゾールなど
- 尚、ジェネリック薬品を服用されている方は一度ご相談下さい。当院薬剤師にて薬効等を確認致します。
その他
除菌成功により胃がんの発生が抑制されると考えられていますが、ゼロになるものではありませんので、年1回程度の胃内視鏡(またはバリウム)での検査は続けて受けましょう。