リハビリテーション部
リハビリテーションとは
疾病・受傷によって生じた身体の障害から回復する事を目標とするだけでなく、患者さんが、その人らしい生活を送って頂くために、必要な事を獲得出来るお手伝いをする事と言えます。
疾病・受傷に対する治療・身体機能改善のアプローチをしても後遺症が残ってしまうケースも多くありますが、QOL(quality of life=生活の質)の向上の為に、たとえば環境設定の提案など、身体機能面以外にも介入します。
当院のリハビリテーションの特徴
患者さんの健康と回復を心から支えるために、私たちリハビリスタッフ一同は全力を尽くしています。
現在は、消化器分野を中心にあらゆる患者さまに対して、リハビリテーションを実施しています。具体的には機能向上・改善目的の筋力訓練、関節可動域訓練、持久力訓練・全身調整運動、心肺機能向上のための訓練、基本的動作・日常生活動作・応用動作訓練、呼吸リハビリなどを実施しております。
当院は、消化器疾患を専門とする医療機関で日本医療機能評価機構による厳格な病院機能評価『一般病院2<3rdG VER3.0>』の高い医療水準を誇ります。特にリハビリテーション部門は、以下の点で顕著な評価を受けています。
がんリハビリ当院のリハビリテーションの特徴
(1)がんリハビリテーションの専門性
手術前後のがん患者様、緩和ケア・終末期ケア、抗癌剤治療中や外来維持期の患者さまにも適切なケアを行い、生活の質の向上を図っています。がん患者リハビリテーション研修を修了した理学療法士2名 、作業療法士2名が所属しており、2019年6月より「がん患者リハビリテーション料」の施設基準を取得しています。
(2)廃用予防と呼吸リハビリテーションの充実
長期安静や手術後の患者さまのためのリハビリテーションを積極的に行い、身体機能の維持と改善を目指しています。特に、呼吸機能の回復に力を入れており、患者さま一人ひとりに合わせたプログラムを提供しています。外科手術後に、元々の合併症の影響等もあって人工呼吸器管理下になる患者さんも一定数おり、その患者さんに対しても呼吸リハビリテーションを看護部と協力しながら行っております。
(3)医療チームとの連携
主治医、看護師、リハビリテーションスタッフが一体となり、定期的なカンファレンスを通じて患者さまのケアプランの目標設定や評価、改善に取り組んでいます。このチームアプローチは、効果的なリハビリテーションの実現に不可欠です。
当院のリハビリテーション部門は、これらの評価を基に患者さまのニーズに応え、より高品質な医療サービスを提供することに全力を尽くしています。ご家族も含め、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアを行うことで、皆さんの健やかな生活への回復を支えてまいります。
【スタッフ紹介】
当院は理学療法士2名、作業療法士2名、リハ助手1名がリハビリテーションに関わっています。
資格名 | 取得者数 |
---|---|
呼吸療法認定士 | 1名 |
心臓リハビリテーション指導士 | 1名 |
理学療法士 | 2名 |
作業療法士 | 2名 |
スタッフ紹介
山田 太郎(やまだ たろう)
- 役職
- 技師長
- 担当
- 理学療法士
- 出身校
- 弘前大学短期大学部 理学療法学科
- 所属学会・資格
-
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士
- がんのリハビリテーション研修修了
- 介護支援専門員
増見 孝博(ますみ たかひろ)
- 担当
- 理学療法士
- 出身校
- 札幌医科大学衛生短期大学部 理学療法学科
- 所属学会・資格
-
- がんのリハビリテーション研修修了
- 介護支援専門員
利波 奈々(となみ なな)
- 担当
- 作業療法士
- 出身校
- 専門学校日本福祉リハビリテーション学院 作業療法士学科
- 所属学会・資格
-
- がんのリハビリテーション研修修了
斉藤 広大(さいとう こうだい)
- 担当
- 作業療法士
- 出身校
- 札幌医療リハビリ専門学校 作業療法学科
- 所属学会・資格
-
- がんのリハビリテーション研修修了